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ご飯と絵画中心な一年でした。

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賑やかな食事が好きで、みんなで家に集まったり、

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夜遅くまでお店で話し込んだり。

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外食で満足するからでしょうか、家での食事はだんだんシンプルになり、
かぼちゃの煮つけやサラダ、麹の味噌汁の出番が急増しました。


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フレッシュハーブや漬物、自家製ライ麦パンは常にストック。
お皿を沢山並べ、色んな種類を味わうのが好きだと気づいたのも、この頃です。


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するとフレンチやイタリアンのコース料理に俄然興味が出てきます。
本場のビストロを体験してみたくって、

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初のヨーロッパに。
ビストロめぐりを縫うように、美術館をいくつも回りました。
東京で西洋絵画に触れる機会は沢山あるけれど(いつも何かしら企画展が開催されているのだから)、
本場の美術館にずらりと並ぶ数々の絵画を見られるのは、やはり得難い体験で。
見てると自分でも描きたくなる。

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本当は水彩絵の具まで行きたかったものの、今年はデッサン止まりでした。
まぁ、いいのです。来年の楽しみが一つ増えたのですから。

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『いつも楽しそうに生きてるよね、悩みとか何も無いの?』

苦笑されながら聞かれることが、時々あります。
私はウンウン悩んだり悲嘆に暮れるのが好きでなく、
どちらかといえばアッケラカンとし、”泣く時は泣いて後は忘れる”タイプです。
『人生は見切り発車』『宵越しの思考は持たない』という、
ある意味で潔く、ある意味で捨て身なところがあるのでしょう。

それは多分、長年苦しんだ自殺願望の成れの果てではないかな?

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自殺願望が心の中心から去ったのが、ほんの数年前のことでした。
10年以上にわたり心の大部分を侵食していたそれは、やってきた時と同じくらい突然に、
理由も告げず、そして音も立てずに消えてしまい、取り残された(と感じた)私は途方に暮れました。
『一体この先、どうやって生きれば良いのか』と悲しくも思ったし、
『人の人生をここまで破壊しておきながら、急にいなくなるなんて無責任ではないか』
と愛憎入り交じった気にもなりました。

その空白が埋まらないまま、私は今日まで生きているのだと思います。

ただ、一つハッキリ言えるのは、自殺願望に比べれば大体のことは笑ってやり過ごせるし、
何より静かに暮らせる、ということです。
睡眠薬の助けを借りた夜は2018年はほとんど無く、
オーバードーズも数回(今もたまに起こるけど、規模も頻度も少ないし、それはまぁ・・)。
『日常生活が送れるレベル』まで回復したと、何とか言えるのではないでしょうか。

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自分を否定も肯定もせず、好きなように生きれば良い。
最近はそう思って(願って)生きています。
私にとっての”好きなように”とは休日の午後に文庫本を読むことであり、
寝る前にひっそり描くデッサンのことです。

そんな”好き”を重ねて、2019年も生きてゆこうと思っていますよっ^^

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by futoshi84 | 2018-12-31 13:32 | その他
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グローブを持つ右手が小刻みに震えていた。
きっとよほど緊張していたのだろう。

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待ちに待った、弟の結婚式。
数日前から家族・親戚が続々と上京してきて、
送迎したり料理店で集まったり。
なんだか毎日、楽しかったです。

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そして挙式当日。
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随分、豪勢な式場ですねぇ、、写真の撮り甲斐があります。

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みんなで賛美歌を歌って、外に出たら、

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あ、この花びらって、ひょっとして・・・?

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おめでとう〜!の花びらでした。

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親戚『おい、ふとし君、兄弟で結婚してないの、君だけじゃないか?
いつになったら結婚するんだい?恋人くらい、いるんだろう?』

私『(;´▽`A``いませんよ、恋人なんて・・・
しかしまぁ、数年以内に私もカタがつくでしょう。
もうしばらく、のんびり暮らしますよ』

親戚『君の”のんびり”は長いからなぁ、、』

・・・もう、余計なお世話というやつです^^;

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外国人が多数を占めた今回、
スピーチは英語だったり、同時通訳だったり、
国際色豊かでした。

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さぁ、食べましょう^^

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私の装いは、パリで仕立ててもらったスーツでした。

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みんな幸せそうで何より。
こうした休日も楽しいものですね^^

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by futoshi84 | 2018-07-22 20:25 | ともだち
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何気ないその一言が

優しい君の眼差しが

いかに世界に彩りを与えるか、ということ

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by futoshi84 | 2017-12-30 08:17 | ともだち
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頭の中で音楽が鳴り止まない時がある。
着替えてる間も、電車の中でも、
Por Una Cabeza』のエンドレス。
今日はそんな一日だった。

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(あ、表情カタいなぁ^^;)
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正直なところ、食事はよく分からなかった(ごめんネ)けど、
内装や雰囲気は”住みたいくらい”にバツグンでしたよん。

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by futoshi84 | 2017-12-03 00:03 | その他
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『もう連絡は来ないかもしれない』
そう思っていた君から数年ぶりにメールが届いた夜、
どれだけ安堵を覚えたことか。

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過去の事、未来への展望、起こらなかった出来事。
それらに思いを馳せるたび、世界の不思議さに気が遠くなります。
この一年、君と再会できた幸福を、
折に触れて感じてきました。
例えば通勤客でごった返す新宿駅の改札にて。
あるいは夕飯のお皿を洗う台所で。

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正直に白状すると、
『今すぐ新幹線に飛び乗って君の元に駆け付けたい』
その切迫感が募ったことは、一度や二度ではありません。
でも、これまでの経験で思ったのです、「今行ってはいけない」って。
地球を周る軌道衛星のように、
私は距離を保ったところに居なければいけない、って。

駆け付けることが君のためでなく"私自身の押し付け"なら、
それはもう、誰の為にもならないじゃないか、って。

『見て見ぬふり』ではなく『見ないふりをして見る』ことの大切さも、
”共有ではなく黙考すること”の大事さも、
あなたから教わった貴重なるものの一つです。
(奇妙な表現ですよね、ごめんなさい)


久しぶりに訪れた、あなたとの長いやり取りは、
何にも代え難い喜びでした。
内面深く切り込んだメールの送受信は、
私にとって精神的な治癒だったのだと、振り返って感じています。
これまでの全人生で決して触れなかった、心の局所に対して。

あなたが与えてくださった大いなるものと共に生きていこう。
このごろの私はそんな風に思っています。

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私のことは、大丈夫。
君が帰ってくる頃も(あるいは永住するにしても)、
同じようなところで、同じような生活をしていることでしょう。

早朝のカフェで読書にふけり、
美しいものを称えるように写真を撮り続けて。
それら永遠とも思える時間性の中で、静かに君を待っています。

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こんなに目まぐるしい現代社会だけれど、
少なくとも、ここには確かに『変わらないもの』が存在します。
静かなる持続として。
一つの磁場のように。


『だから』といっても何の説得力も無いけれど、
どうか気後れなく、楽しんできてくださいね。

『楽しいことばっかじゃないんだから!』
って、君に怒られてしまいそうだけど。

楽しくご機嫌に過ごせれば、大概のことは大丈夫。
それが私の意見であり、信念です。


身体にだけは気を付けて。

いってらっしゃい、ね^^

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by futoshi84 | 2017-07-04 14:01 | ともだち
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お花屋さんから受け取ったばかりの花束を携え、
一呼吸置いて車から出た。
約束の時間までは十分に時間があるものの、
運転席のドアに添えた右手が小刻みに震えているのが分かった。
私は緊張しやすい性格なのだ。
親しい方と久しぶりに会う時は、特に。

この日の私は紺色のジャケット、
暗めのチェスターコートに中折れ帽という出で立ちで、
自分にとっては『これが精一杯』というお洒落だった。
今日こんな頑張ったら、次から服装どうすんだ・・・
心の中で一瞬悔やんだけれど、今は最善を尽くす時だと思い直した。

ふと隣家の庭先に目をやると、
ところどころ花をつけたつばきの木に、
二羽のうぐいすが戯れているのに気が付いた。
ステップを踏むような、ぴょんぴょん跳ねるような飛び方。
それは初春のように可愛げで、 すぅっと肩の力が抜けるような気がした。


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花束を持参すべきかどうかは最後まで決断出来なかったことの一つだ。
明るめの色合いでアレンジしてもらうべきか、
それとも控え目で謙虚な印象の花束がいいのか。
そんなことすら分からなかった。
そもそも、花を手渡すこと、引いては今回の邂逅が、
相手を苦しめる結果になってしまうのでは・・・そんな思いもあった。
それでも今、こうして両手に花束を抱え、相手を思いながら佇んでいる。

白状するけれど、私は"相手の気持ち"どころか"自分の気持ち"すら分からない。
それでもなお、"そんな気持ち"を抱え、
折り合いを付けて生きていくのだとの思いが泉のように湧き出してきたのは、
つい先頃のように思う。

・・・とにかく、と私は邪念を振り払った。
今日は精一杯、がんばるのだ。
それがあのお人にとって心の支えになることだけを願って。

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by futoshi84 | 2017-02-19 22:18 | ともだち
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『ふとし君は思いのほか、頑張って生きてるよなぁ』
ひとりでに言葉が出てきてしまいそうな十年間でした。


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20代を通じて、私は二度の破綻に遭遇しました。
一度目は、2009年の自殺未遂と、それに続く閉鎖病棟。
二度目は、2015年の離婚。

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『自殺未遂と閉鎖病棟は、今思えば死ぬより辛かった』。
奇妙な言い方かもしれません。
でも実感として私は満身創痍であり、
『死なずに済んだのだから、結果オーライじゃない?』
なんてお気楽な気持ちにもなれないほど、
塗炭を舐めるような日々を過ごしました。

ただ、この時の入院を最後に自殺未遂がなくなり、
病気が快方に向かったことは、
おそらく偶然では無かったろうと思います。
ありきたりな言い方になるけれど、
『どこまで進むと死んじゃうか分かった』のかもしれません。

寛解から6年くらい経ったのかな?
最近では、私の精神疾患を知らない友人も増えてきて。

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離婚はね・・・これは本当、辛いことだよね。
離婚してしばらくの間、私はほとんど『死後の世界』を見るような思いで生きていました。
この世が色褪せ、あるいは一切の色彩が失われた世界。
今後『良い出来事』など、望むべくもない人生。

当時から今に至るまで、私はほとんど誰にも離婚の詳細を話さずに生きてきました。
話せば親身に聞いてくださる方がいるというのは、
何となく分かっていて。
でも、話せばきっと、同情されてしまう。
『悪いのはふとし君じゃなくて、きっと相手のほうですよ』
そんな気休めと共に肩を叩かれる自分自身が、ありありと想像できてしまいました。
私はそれが耐えられないほどに嫌だったし、
別れた相手の悪口を聞かされるくらいなら、
一人で黙って苦しむほうがずっとマシだと思っていました。
今もそう思っています。

その選択が正しいのかどうか・・・
今なお五里霧中のただ中に居ることも事実です。

でもね、離婚が自分の内面を観る契機となったことも、また事実です。

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ある意味それまでの私は、
”自分”という深い穴をただ覗き込んだり、
モノサシや懐中電灯を手にぐるぐる駆け回ったりしていたに過ぎなかったのだろう、と。

でも、いつの時からか(多分、離婚して半年ほど経った頃)、
巨大な暗黒にはしごをかけ、一歩一歩、確かめるように身を沈ませていきました。
そして深い闇の底で、何かを掘り出したのでしょう。

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それからしばらくの間、ほとばしるように写真を撮り、
絵を描く日々が到来しました。

重大な局面があったわけでもなく、
気持ちが底を打ったわけでもない。
でも、何かが変わったのでしょう。決定的に。



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『あれ?なんか雰囲気変わったね?』
久しぶりに会う知人にそう指摘されるようになった理由は、
その辺りにあったのだろうと思います。

服装はこの一年で一新され、私は毎日革靴を履いて仕事に行くようになりました。
『今までよりずっと明るくなった』
驚きをもって迎えられることも多くなり、
時には『ちょいとテンション高すぎ』と諌められる場面まであって・・・

なんでしょうかね。
自分の予期せぬ側面を発見した、とでも言うべきでしょうか。

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私は案外、能天気である。
集中力が続かない代わりに、例え腹が立っても、いつの間にか忘れてしまう。
特に、寝て起きると忘れてる。(本当にバカ・・^^;)

勉強しながら洗濯機を回すうち、
『そうだ、アイロンもしなくちゃなぁ』
と思い出す。
iPhoneでラジオ聴きながら上機嫌でアイロンかけるうち、
明日の天気が雨と知る。
『今のうちにスーパー行っとかなきゃ・・・』
慌てて買い出しに出掛けて帰宅すると、
アイロンは付けっぱなし、洗濯機はとうの昔に終了、
机には散らばったままの鉛筆や参考文献、
挙句の果てに、家の鍵は挿しっぱなし。

毎日こんな感じです。
もうね・・ふとし君はどうしようもないんです(;´▽`A``

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”そんな毎日”だからかな、次第に腹も立たなくなりました。
電車が遅れても、職場で嫌な目に合っても気にならない。
『そういうこともあるだろう』
くらいの気持ちで、ぼんやり納得してしまう。
そして翌朝には案の定、スッカリ忘れてしまってる。笑
ある意味、私はおめでたい性格なのかもしれないなぁ・・・
苦笑ともつかぬ面持ちで、そんな自分を見つめています。

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スマートフォンをはじめとするマルチメディア文化やグローバル・スタンダード、
経済成長といった”当世流”から身を引くようになったのも、
20代での変化に数えられると思います。

映像やビープ音が超高速で飛び交う情報世界にどうしても馴染めず、
かと言って無視する勇気も持てなかった私は、
『なるべく素朴で手作りな生活』を実践するようになりました。

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料理一つとっても、それは楽しい変化でした。
千切りする包丁には確かなリズムがあり、
ネット入りでゴツゴツしたジャガイモは、
仲良し兄弟のように頼もしい。
三枚おろしがうまく”決まった”時、
背骨の間から透けて見える身は、実に見事である。

確かに、手作りには劇的な感動・興奮は無い。
進行速度ものんびりしたものである。
けれど、そこにはやり甲斐があり、手応えがあり、実感がある。
鼻先や舌、更には全身に訴えるものがある。

『あれ、いま、テンポ良く料理できてるな』
そう感じる時に作った料理は、大抵は美味しくって。

こんな生活をこれからも続けていけたら・・・
そう願ってやまない日々です。

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その一方で、外食好きも私の一特徴だろうと思います。
食べること自体が好きなんでしょうね、きっと。

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『あのお店、この前行ったら良かったよ』
そんな噂を聞くと、すかさず足を運んでしまう。
気に入れば何度も通ってしまう。
自分にとっての巡礼とは、こういうものだろうと思っています。

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20代が終わるとはいえ、課題は山積し、
むしろ年を追うごとに増加してるようにも思えるけれど・・
今日までのように一歩ずつ、これからも歩いていくつもりですよん。

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2017年、29歳の夜に撮った一枚です^^

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by futoshi84 | 2017-01-14 19:33 | お知らせ
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夏場の料理は早朝に限る。
長時間に及ぶ煮込み料理やジャムは、特にそうだ。

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冬の終わりに読破した「火の鳥」を、
今ごろ再読し始めた。

昔話からSFまで時代や登場人物を変化しつつ、
手塚治虫はただひとつのことを問いかけ続けている。
「生きるとは、一体どういうことなのか」。
少しでもその設問に肉薄しようと、私はページを繰り続ける。

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「仕事と遊びと勉強は、1:1:1くらいがちょうど良い」。
そんな自説を展開しつつ、
現実の私は1:8:1くらいだと思う。

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ついつい写真を撮ってしまう。
ついつい読書に打ち込んでしまう。

『これもまぁ、勉強であり仕事ですから・・・』
なんて言い訳して、なぁなぁになってしまう毎日。

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「今しか感じられないこと」があり、
「今しか表現できないこと」がある。
だからこそ、思い付いたらすかさずメモ。
思い付いた言語で書く。

でも、言葉にならない時だってある。
そんな時は絵にしてしまう。
(私のメモ帳は内容が恥ずかし過ぎて、多分誰にも見せられない)

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沢山食べて、うんと生きるのだ。
"充実"とは、日常の一つだけ先にあるものだから。


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by futoshi84 | 2016-08-17 16:56 | いつも
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「私はこれで良いんだな」

大げさな表現かもしれない。
それでも、肩の荷を一つ下ろしたような、
心地良い安堵感を覚えた一日だった。

「一人部屋でリラックスしてる時、不意に己を振り返りたくなる」
長らく消えることのなかった奇妙な感情(「生きることへの罪悪感」と呼んでも良い)が、
少しずつ、しかし確実に薄れゆくのが分かった。

あらゆることが変わったのだと思う。
私の中外を含めて。
でも、その変化を踏まえたうえで、いや、それを踏まえるからこそ、
その中から「変わらないもの」を見つけたのだろう。

「変わらないもの」が具体的に何なのか、
それはまだ、分からない。言葉にすることもできない。
でも、とにかくもその気持ちを両手で大切に抱えて、
東京生活を続けようと思った。

ありがとう。本当に。

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by futoshi84 | 2016-08-13 00:37 | ともだち
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私の日常はどちらかと言えば地味で、
読書・料理・散歩の三つをぐるぐる旋回しているに過ぎない。
しかし、それらが長きにわたり人類が慣れ親しんできたものだと思い至る度、
ひとり勇気付けられてしまう。

世界中が映像や着信音に覆い尽くされ、“効率化”や”利便性"が幅を利かせ、
「じっくり取り組むこと」が美徳から悪徳へとシフトしつつある現代の資本主義社会にあって、
私は分厚い文庫本を丹念に読み、時に路線一本分の道のりを歩き、
味噌やチーズの製造までを行うことで、自らの世界を堅持しようとしている。

『君はもうちょっと、要領よくできないものかね』
そんな苦言を耳にするのはしょっちゅうだ。

それでも私は、いまの在り方を放棄するつもりがない。
それはおそらく、間接光が夜の室内に作り出す見事な陰影や、
黄昏の公園がかもし出す独特なノスタルジー、
薄暗い早朝の台所で立ち昇る湯気の美しさがいかに得難いものであるかを、
忘れることが出来ないからだと思う。

by futoshi84 | 2016-01-28 23:01 | その他